裁判事件を描いた戯曲・小説に興味を持っています。近世の中国(宋元明清)では、裁判事件(公案)を描いた作品が、同時期の他の地域とは比べ物にならないほど多く生み出されています。虚構を通して現実の世界にある種の秩序づけを行う戯曲・小説という道具の中に、現実の世界そのものの秩序づけの道具である裁判制度を取り込むことの意味を考えています。

元曲公案劇の構成

【学術論文・研究報告】


  • 竇娥冤と金鎖記
    (名古屋大学文学研究科1982年度研究ノート)

宋元明短篇白話小説に描かれた冤罪

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